第227回 知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時:2022年5月21日(土)13:00〜18:30 オンライン(Zoom)開催 参加費:無料 途中参加退出可
※オンライン(Zoom)での開催です。会場に集まる形式ではありません。
<プログラム>
★13:00-14:30
テーマ:知的財産に係わるビジネス取引と契約交渉の課題~企業における知的財産部門の役割や実例を挙げながら~
講師:石川 文夫 様(GBKS(Global business knowledge supply)代表、立教大学法学部客員教授、
弁護士法人イノベンティア シニアコンサルタント)
参考資料:石川文夫『企業間コラボレーションを成功させる契約交渉の進め方』(中央経済社、2018年)
★15:00-16:30
テーマ:米国ハイテク産業の発展とアメリカ最高裁特許判例の影響について
講師:藤野 仁三 様(元東京理科大知財専門職大学院教授)
近 著:『ロバーツ・コートの特許のかたち』八朔社(2021年)/『標準必須特許ハンドブック第2版』発明推進協会(2021年)
ウェブサイト: http://ipm-experts.com/
【講演概要】
米国のハイテク産業が世界を牽引しているのはよく知られていますが、連邦最高裁の特許判決とハイテク産業発展の関係については
あまり認識されていません。そこで、コンピュータ産業とバイオ産業の発展の礎を築いた連邦最高裁の特許判決を紹介して、特許と産業
発展の関係を考えたいと思います。標準必須特(SEP)問題はこれまでスマホなど無線通信の世界で繰り広げられてきました。
この問題は、近年、自動車業界を巻き込んで欧米で争われています。SEP問題の現状についても最新判例をとおして考えてみたいと
思います。
★17:00-18:30
テーマ:エンジニアのための「オオカミ特許革命」論
講師:田所 照洋 様(プロパテントカンパニークリエイター 代表)
参考資料:田所照洋『オオカミ特許革命 事業と技術を守る真の戦略』技術評論社(2021年)
同社ウェブサイト:https://www.ultra-patent.jp/About/Company
※特許戦略工学分科会による企画です。
【講師略歴】田所 照洋 様(たどころ てるひろ)
元株式会社リコー 知的財産センター 所長、プロパテントカンパニークリエイター 代表、株式会社ウィズドメイン アドバイザー
【講演概要】
日本の「失われた30年」には、イノベーションの低迷が大きく影響しています。
その原因のひとつは、権利行使できる本物の特許ではなく、権利行使できないお飾り特許を数多く量産する日本特許システムにあります。
そこで、日本のイノべーションを活性化するために、日本特許システムの数々の欠陥と、それらを根本からひっくり返す「オオカミ特許
革命」論を解説します。併せて、バイオベンチャーの米国特許による成功事例と、エンジニアが特許で成功するためのエンジニア個人
知財戦略とを解説します。IPランドスケープに使えるWISDOMAIN社のULTRA Patent「企業技術力分析レポート」を紹介します。
・出版秘話「ヒツジ特許・オオカミ特許 それぞれの命名物語」
・特許制度の理念と限界(「オオカミ特許革命」から)
・対策としての「オオカミ特許革命」論
・バイオベンチャー Acucela Inc. 成功要因と米国特許
・プロパテントエンジニアとして成功するためのエンジニア個人知財戦略(「オオカミ特許革命」から)
・IPランドスケープに使えるULTRA Patent「企業技術力分析レポート」
【お申込方法】
参加ご希望のかたは、以下のフォームより、5月19日(木)までに、参加登録をお願いいたします。
[参加フォーム/Seminar Application Form]
参加登録いただいたかたに、5月20日(金)に、Zoomミーティングルームの案内を送らせていただきます。