日時:2014年11月14日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料
開催プログラム(どちらの分科会・セッションに出席しても結構です。事前登録等は一切必要ありません。)
★15:00-16:30 全体セッション:講義室 L
テーマ:「社内の未活知財の有効化と新たな顧客価値創造に向けたTRIZ応用紹介」
講師:永瀬 徳美 様(ソニー株式会社 研究開発企画部門所属 TRIZ Practitioner )去る5月例会では、イノベーション推進メソッドTRIZの世界最新事情について、日本におけるTRIZ推進の第一人者であるTRIZ塾代表黒澤愼輔様からご講演いただき、続く6月、7月の特許戦略工学分科会では、大学等におけるTRIZシラバス作成に資する意味で、日本TRIZ協会と協賛でTRIZワークショップを開催致しました。
引き続き、11月例会では、日本企業におけるTRIZ活動の一端を知るという意味で、TRIZ実践の第一人者としてご活躍の㈱ソニーの永瀬 徳美様に、知財面でのTRIZ活用について語っていただきます。三菱重工、パナソニックを経て現在ソニーに在職中の方から、TRIZ活動のエッセンスをお聴きできる貴重な機会と思います。
【講師よりメッセージ】
15年前より、企業内TRIZ実践推進者として、企画~研究開発~製造まで様々な組織の多様な問題解決や工夫創出の場面で、TRIZを実践し協働推進してきています。そのような活動の中でも、特許強化・発明創出については、個人の支援より組織的活動に重点を置き、「チームで発明を練り上げる」を合言葉に継続的かつユニークな取り組みを展開しています。一般に、企業内でTRIZなどの思考系の手法を認知させることは難しいとされている中でも、TRIZを核に現場で実践できる思考プロセスを構築し、一定の評価を獲得するに至っており、現在も継続して活動しています。今回は、社内に埋もれた未活知財の有効化と新規事業創出とを結びつける方法について、その取り組みの特長やTRIZを応用した思考のプロセスを紹介します。また、これまでの15年間のTRIZによる特許強化・発明創出の活動を振り返り、その変遷と最近の取り組みの特徴についてお伝えし、さらに強化改善するにあたって、参加の皆様と意見交換をさせていただければ幸いです。
【講演者プロフィール】
現在の所属:ソニー株式会社 RDSプラットフォーム 研究開発企画部門
シニアエキスパート(TRIZ実践およびプロジェクト推進支援)
知財&TRIZの経歴等:
制御系エンジニアとして、舶用大型エンジン~人口降雪機~世界最小
DCポンプなど多種多様な機器のコントロールシステム開発を担当し、
100件超の特許実用新案を創出。知財強化、特許Map活動推進も担当。
1996年からTRIZを自らの研究開発の問題解決に独自活用開始。
2001年からはP社および現ソニー社内TRIZ実践推進(専任)担当
これまでに組織的知財力強化活動として全社表彰4回受賞
認定TRIZ Practitioner、日本TRIZ協会知財創造研究分科会メンバー、
等価変換創造学会会員、日本フルードパワーシステム学会会員
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
テーマ:TRIZ実践ワークショップ
講師:永瀬 徳美 様(ソニー株式会社 研究開発企画部門所属 TRIZ Practitioner )
身近な商品を題材に、TRIZによる新たな価値創造のアイデア創出にトライしていただき、ご参加の方々とその方法についてのご感想など意見交換をさせていただければと思っております。
○ 産学連携分科会 (長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)
テーマ:地方大学の産学連携の取り組み
講師:矢野 慎一 様(株式会社テクノネットワーク四国(四国TLO))
【講師よりメッセージ】
四国TLOの地方大学での技術移転活動について、ご紹介いたします。昨年度から新たな取り組みとして、地元企業との連携を強化し、地域貢献、地域創生型の産学連携を展開しております。地域に必要とされる大学を目指すとともに、大学の収益を上げる方法を日々、模索しております。商品化事例や、そこに至るまでのプロセス等をお話しながら、現状の取り組みをご紹介したいと思います。
※今回お休みの分科会:
○ 産学連携によるイノベーション分科会(山本貴史)
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡)
○ 知識流動システム(KMS)分科会 (西村由希子・天元志保・長壁健)
○ 研究現場の知財分科会 (山田光利)
○ 知財キャリア分科会 (上條由紀子・飛澤宗則)