第168回 知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時 2014年5月16日(土)
場所 政策研究大学院大学・六本木校舎5F
事前登録不要・参加費無料です。
分科会詳細は随時更新いたします。
★13:00-14:30 セッション1
○ 産学連携によるイノベーション分科会(山本貴史)
テーマ:北米大学技術マネージャー協議会(AUTM)における、医学分野の大学技術移転の動向と、Proof-of-conceptファン
ド(実用化研究助成金)の運用状況
講演1:AUTMにおける医学分野のトピックス
講師:早乙女 周子 様(京都大学大学院医学研究科 次世代免疫制御を目指す創薬医学融合拠点 AKプロジェクト 情報知
財管理オフィス 准教授)
【講演1概要】AUTMで議論されている医学分野のトピックスのうち、今年のAUTMの内容に限らず、AUTMのワーキンググループのメンバーとしても関わったMTA (Material Transfer Agreement)や、創薬の産学連携を中心に紹介します。
講演2:各国の大学におけるProof-of-conceptファンド(実用化研究助成金)の運用状況
講師:加藤 浩介 様(大阪大学 産学連携本部 講師)
【講演2概要】AUTM Annual Meeting 2015のSIG-17. Special Interest Group. University Proof of Concept Funds セッションで議論された内容を中心に、各国の大学におけるProof-of-conceptファンド(実用化研究助成金)の運用状況を紹介します。
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡)
テーマ:ベンチャーの立ち上げ
講師:足立オーガナイザー
昨月の分科会では、分科会のテーマについて多数のご意見を頂きありがとうございました。ご要望頂きましたテーマの中から「ベンチャーの立ち上げ」をテーマに、そもそもなぜ会社を設立する必要があるのかという根本的な点からスタートして、会社という仕組みの基本的な考え方を学ぶワークショップを行います。皆さんには、会社の設計を実際に行って頂きますので、ふるってご参加下さい。
★15:00-16:30 全体セッション
テーマ: 「世界のTRIZ現状」
講師:黒澤 愼輔 様(NPO法人TRIZ協会 新しい時代の教育研究分科会主査/TRIZ塾代表)
【講演者からのメッセージ】TRIZが日本に本格的に紹介されてから間もなく20年になろうとしています。一部の人たちが当時期待した大ブームはおとづれませんでしたが、技術者の間に根強い信奉者が生まれています。外に目を向けるとTRIZは一部のグローバル企業の戦略的ツールとなり、韓国や中国をはじめとするアジア諸国の産業の現場でかつての日本でQCがそうであったような大きな波をつくり、欧州諸国においては情報工学における研究分野の一つとして着実に地位を築きつつあるように思われます。こうした動きを背景として、TRIZとは本当は何なのか、もう一度見つめ直してみたいと思います。
【黒澤 愼輔 講師のプロフィール】
1971年 東京大学教養学部ロシア分科卒
1980年 英国ウエストミンスター大学 ポストグラヂュエート ディプロマ
1971年~2000年 株式会社小松製作所(コマツ)にて国際事業、経営企画など担当
2001年から2010年 産業能率大学でTRIZの研究、普及(教育、指導)
2007年から2010年 NPO法人日本TRIZ協会理事
2009年から2013年 国際TRIZ協会(MATRIZロシア・USA)幹部会会員(理事相当)
現在、WEBサイト TRIZ塾 管理人、主としてTRIZ関連文献の翻訳に従事
専門:TRIZ(I-TRIZ認定スペシャリスト)、特に;TRIZと学校教育、TRIZの歴史、アルトシューラ以降のTRIZ、著書:「TRIZ流問題の見方」、「TRIZ流問題解決」、産業能率大学 2008年
訳書スヴェトラーナ・ヴィスネポルスキー、「故障・不具合分析の決め手」、日刊工業新聞社、2013年
アナトーリー・ギン他、「TRIZ 発明問題解決理論 レベル1 教科書」、TRIZ研究所 2013年
(特許戦略工学分科会による企画)
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
テーマ:TRIZワークショップ① 「技術システムと機能、TRIZにおける考え方と使い方」
講師:黒澤 愼輔 様(全体セッション講演者)
【講演者からのメッセージ】「技術システム」という概念は、TRIZの核の一つです。TRIZに馴染みの少ない学生を対象としてTRIZ流の「技術システム」「機能」「システム・アプローチ」という一連の概念の位置付けと、使い方をどのように教えるか、模擬授業の形で紹介したいと思います。
注:本TRIZワークショップでは、国際TRIZ協会『レベル1教科書』をテキストとして使います。予め下記サイトからご購入いただくことをお勧め致します。
TRIZ教科書購入サイト:http://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=243450
TRIZ教科書解説記事:http://www.trizstudy.com/aboutmatrizlevel1textbook.html
○ 知識流動システム(KMS)分科会 (西村由希子・天元志保・長壁健)
テーマ: よりよく伝えるためのワークショップ
講師:大崎 章弘 様
今回は、外部講師を招いて、科学コミュニケーションの歴史を学びつつ、ご自身、または、関わる研究者が取り組む科学技術の取組みについて、よりよく伝えるためのワークショップを行います。(終了後、講懇親会を別会場で行う可能性があります。)
※7月11日に東川小学校で行う発明・発見教室の企画打ち合わせは、明日、5月14日に渋谷で行います。今回のテーマは「飛ばす、舞う」です。(ご関心のある方には会場をお知らせします。問い合わせフォームよりお問い合わせください。)【大崎 章弘 講師プロフィール】
1976年に高知県で生まれる。
2005年に早稲田大学大学院理工学研究科 博士後期課程満期退学後、同大学助手として研究・教育活動に従事。研究開発した空中描画システムは複数の学会賞を受賞した。
2009年から2014年9月の任期満了まで日本科学未来館の科学コミュニケーターとして展示企画、実験教室、科学館連携、科学コミュニケーション研修などを担当した。
現在、フリーランスの科学コミュニケーター。早稲田大学理工学研究科 招聘研究員、日本工業大学創造システム工学科 非常勤講師、芝浦工業大学大学院「科学コミュニケーション学」特別講師も勤める。専門分野は、ヒューマンインターフェース、知能ロボティクス、設計工学、科学教育、空中描写。
○ 知財キャリア分科会 (上條由紀子・飛澤宗則)
テーマ:イノベーションを起こせるチームの作り方
登壇者:飛澤宗則様(株式会社フォース・アラウンド 代表取締役社長)
課題を解決するアイデア(知財)を生み出し、組織においてイノベーションを起こすことができるチーム・場とは?について議論しました。
今回お休みの分科会:
産学連携分科会 (長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)