第163回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第163回知的財産マネジメント研究会(Smips) 開催概要
日時:2014年12月13日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料

★13:00-14:30 セッション1
○ 産学連携によるイノベーション分科会(山本貴史):講義室F
  テーマ:「日本でなぜイノベーションが本格化しないのか?」
  講演者:赤羽雄二 様(ブレークスルーパートナーズ マネージングディレクター)
 赤羽様は、マッキンゼー時代から、国内外の大企業の経営改革に大きく貢献しておられる超有名コンサルタントです。“国内外の大企業の経営改革に大きく貢献 した”赤羽様をお招きし「日本でなぜイノベーションが本格化しないのか?」、「どうすれば経営改革ができるのか」についてお話しいただきます。 刺激度120%であることは間違いないと思われますので、是非ともご参加ください。
 
 【講師からのメッセージ】講演時には、毎回数十回以上の質疑応答をさせていただいています。ぜひよろしくお願いします。
 
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡):講義室E
  テーマ:「医薬品医療機器法で医薬・医療ビジネスはどう変わるか」
 先月施行されたばかりの新しい薬事法「医薬品医療機器法」を取り上げ、法改正のポイントを追いながら、同法をどのようにビジネスに生かせるか、皆様と議論したいと考えております。事前の法律知識は一切不要ですので、皆さんふるってご参加下さい。
 
○ フードビジネス分科会(オーガナイザー:塚田周平、島田宝宜):講義室  ※偶数月開催
 今回は、先月行ってきました工場見学の報告をいたします。小麦に関する工場で見学会を開催しているところが見つからなかったため、やむを得ず、大麦とホップを扱う工場で見学会を開いているところに行ってきました。今後の見学をどうしていくかを中心に議論しようと思っています。宜しくお願い申し上げます。

 
★15:00-16:30 全体セッション:講義室 F
   テーマ:知財戦略を実現する”普遍的な”人材育成 −事例紹介・効果測定・若干の提案−
   講演者:木村友久 様(山口大学大学院技術経営研究科教授;同 大学研究推進機構知的財産センター教授)
(知財キャリア分科会による企画です。)
 木村様は、都城工業高等専門学校教授を経て、現在、山口大学大学院技術経営研究科教授、同大学研究推進機構知的財産センター教授を兼務にて、技術経営(MOT)教育と共に、文系理系を問わない、山口大学全学での知財教育を、推進されています。
 
 【講師からのメッセージ】山口大学では、2013年度から全学生必修の知財教育科目を開設いたしました。この必修科目設定を契機に、順次学部上学年から院生向けの知財(戦略を含む)教育科目を整備・拡充しているところです。わが国の知財教育は、従来から専門職大学院等を中心に知財専門家養成を目的として発展し多大な効果を上げてきました。山口大学でも、技術経営専門職大学院の知財戦略コースがこの役割を担っています。しかしながら、近年の急速な産業構造の変化やグローバル化の進展は,文理を問わず全ての人材のスキル標準として知的財産をベースとした戦略思考の装備を求めていると実感しています。本報告では、その具体的な事例紹介、効果測定、知財の学習認知構造、そして今後についての若干の提言をさせていただきます。
 
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
○ 産学連携分科会 (長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃):講義室F
   テーマ:「日本の創薬ベンチャーのこれから 〜アカデミアシーズから新薬を!〜 」
   講演者:櫻井満也 様(京都大学大学院薬学研究科 医薬産業政策学講座 非常勤研究員)
 櫻井様は日系製薬企業2社で、創薬研究と経営企画・製品戦略・事業開発を担当。外資系証券会社で、2年半の医薬品セクターの証券アナリストを経験し、2013年5月から京都大学大学院薬学研究科で創薬ベンチャーの育成に向けた政策提言研究に従事されています。櫻井先生には4年ほど前にご講演頂いておりますが、今回はその時とは立場を変えて(製薬企業⇒アカデミア)の講演です。是非ご参加ください。
 
 【講師からのメッセージ】2013年6月に策定された日本再興戦略において、健康長寿産業が戦略的分野の一つに位置付けられました。本年6月には、改革に向けた10の重要な課題の一つに「ベンチャー・創業の加速化」が掲げられました。しかし、なぜか医薬品開発を担う創薬ベンチャーに対する期待は高まっていません。公債残高が1,000兆円を超えた日本が再生するためには、民間企業の貢献が不可欠です。アカデミアの研究成果を如何にして新薬に結び付けるか? その鍵を握るのは、新薬創出を共通のゴールに据えた、アカデミアと創 薬ベンチャーの連携だと考えています。日本の創薬ベンチャーを取り巻く環境をご紹介しますので、活発な意見交換ができればと思っています。それでは、皆様よろしくお願いします。

 
★18:30-忘年会(有志)
 すべてのセッションが終了した後に、有志で忘年会を開催いたします.参加ご希望の方は会場にお残りください。