第151回知的財産マネジメント研究会(Smips) 開催概要
日時:2013年11月9日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料
★13:00-14:30 セッション1
○ ライセンス・アソシエイト分科会(山本貴史)
テーマ:ベンチャー企業へのライセンス
ベンチャー企業へのライセンスにフォーカスしました。ベンチャーの起業支援というよりは、ベンチャー企業へのライセンス条件をどのように設定するか、また、大学から、大学発ベンチャーへのライセンスを行う際、利益相反マネジメントをいかに考えるか、新株予約権の設定をどのように行うか、等々についてディスカッションを行いました。
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡)
テーマ:ライセンス関係の「終わり」
どんな製品やコンテンツでもいつかは陳腐化し、また、ライセンサー・ライセンシー自体が倒産してしまうこともあります。このような、ライセンス関係の「終わり」の場面で何が起こるのか、起こりうる問題に、契約上、どのような対応をするのかについて、ケース・スタディを通じて、ディスカッションを行いました。
★15:00-16:30 全体セッション
テーマ:特定の研究機関に属さない、独立系研究者という生き方
講演者:小松正 様(小松研究事務所代表)
特定の研究機関に所属せず、様々な研究プロジェクトから仕事を請け負い研究を行っている「独立系研究者」の小松様をお招きして、「独立系研究者とは何か」「これまでに関わった研究プロジェクトの紹介」「どのように仕事を取ってくるのか」「独立系研究者になった経緯」「独立系研究者は社会的にどのような役割を果たすのか」などの話題に触れていただきました。(研究現場の知財分科会による企画です。)
★17:00-18:30 セッション2
○ 産学連携分科会 (長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃) (16:45~)
テーマ:「ライフサイエンス分野における、グローバルな動きとその視点からみた公共性と知的財産権の最適バランス」
講演者:加藤浩 様(日本大学大学院 知的財産研究科 法学部 教授 弁理士)
日本知財学会ライフサイエンス分科会と共催で行いました。そのあと、日本知財学会のライフサイエンス分科会からの政策提言についての原案についての討論を行いました。
○ 知財キャリア分科会 (上條由紀子・楠浦崇央)
テーマ:「ベンチャー企業/スタートアップのための知財戦略~知財を如何に武器にするか~」
ゲスト:橋本純一 様(TechnoProducer株式会社アシスタントパートナー)
業界構造変革のメカニズムとその仕掛け方を簡単にご紹介いただきながら、ご参加の皆様と議論を通じてベンチャー/スタートアップの勝利の方程式を考察しました。