第148回知的財産マネジメント研究会(Smips) 開催概要
日時:2013年7月13日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料プログラム
★13:00-14:30 セッション1
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡)
○ 若手研究者のための知的財産リテラシー(山田光利)
テーマ:研究活動のオープン化:ソーシャルメディアを活用した研究活動
講演者:岡西政典 様(京都大学 フィールド科学教育センター 瀬戸臨海実験所)
研究の情報収集・発信にとどまらず、twitterやmixiを通じて日本各地とネットワークを形成し、研究に使用する生物サンプルを収集している動物分類学者の岡西政典様をゲストにお招きして、「生物分類学の基礎」「いまどきの生物分類学者の研究生活」「ソーシャルメディアを活用してサンプルが集まるようになった話」についてお話いただきました。さらに、「研究におけるソーシャルメディアの活用の注意点」「フィールドワークで収集する生物サンプル等の取り扱いの注意点」(知財に限らず、法律的な観点での注意点)等についてもディスカッションを行いました。
★15:00-16:30 全体セッション
テーマ:産学連携の新たな評価指標
講演者:小林徹 様(前・株式会社三菱総合研究所 研究員、現・東京大学 工学系研究科 技術経営戦略学専攻)
(ライセンス・アソシエイト分科会による企画です。)
産学連携活動の新たな評価指標の検討が進んでいることを受けて、これをテーマとしたご講演をいただきました。
★17:00-18:30 セッション2
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司)
テーマ:開発プロジェクトにおけるヒューマンエラーを減らす組織づくり
講演者:岡崎邦明 様(有限会社アルゴソフト 代表取締役)
技術開発、製品開発、事業開発など開発プロジェクトにおいて、期待した成果が出ないケースが予想以上に多いのが実情です。失敗するケースは、失敗の根底にヒューマンな原因があると考えました。開発プロセスはあっても、人と人とのコミュニケーションにおける誤解や勘違い、不適切なルールを適用するマネジメントミスなどのヒューマンエラーが発生しているところに大きな問題があるのです。人に関する気質データ分析と試行錯誤の結果、人を活かす人材分析手法と、ヒューマンエラーを減らす組織づくり手法を構築しました。この新組織づくり手法は、国内外のプロジェクト管理、人材育成などで実績があります。国内外数多くの開発プロジェクトを経験された岡崎様にヒューマンエラーの例、人材分析手法、人間関係分析手法、石垣理論による組織づくり、ヒューマンエラーを減らす組織づくり、創造力発揮例についてお話いただきました。
○ 産学連携分科会 (長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)
テーマ:「中規模・地方大学における研究支援活動とURAの果たすべき役割」
講演者:原田隆 様(福井大学 産学官連携研究開発推進機構 URAオフィス リサーチアドミニストレーター)