第139回知的財産マネジメント研究会(smips)

第139回知的財産マネジメント研究会(Smips) 開催概要
日時:2012年10月6日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料

★13:00-14:30 セッション1
・ライセンス・アソシエイト分科会(オーガナイザー:山本貴史):講義室 L
   テーマ:ヒヤリングの極意
 技術移転で最も重要なことはマーケティングですが、このマーケティングを行うにしても十分なヒヤリングが出来ていなければ、最初の一歩から挫けます。よって今回は、いかに聞き上手になるかというテーマで開催しました。
 
★15:00-16:30 全体セッション:講義室 L
   テーマ:「我が国におけるアントレプレナーシップ教育のあり方について -九州大学の取り組みから-」
   講師:谷川 徹 様(九州大学 産学連携センター教授/副センター長 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・セン ター長)
 九大の谷川先生より、QRECでの取り組みをご紹介いただき、我が国におけるアントレプレナーシップ教育のあり方についてご講演いただきました。
 
★17:00-18:30 セッション2
・産学連携分科会(オーガナイザー:長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃):講義室 K
   テーマ:研究費が増やせるメディア活用術
   講師:山本 佳代子 様(日刊工業新聞社 論説委員 兼 編集局科学技術部編集委員)
 今年の6月に丸善出版から刊行された「研究費が増やせるメディア活用術」を基に、「なぜ、伝わらない?」という課題に答えていただきました。科学技術/産学連携記者が答える実践ノウハウを中心に、産学連携、広報、科学技術コミュニケーションについてのお話しいただきました。
 
・知財キャリア分科会(オーガナイザー:上條由紀子・楠浦崇央):講義室 L
   テーマ:「創造性共有社会に向けたまなざしのデザイン」
   講師:花村 周寛 様(大阪府立大学 観光産業戦略研究所 21世紀科学研究機構 准教授)
 花村様は、ランドスケープアーティスト、大阪府立大学観光産業戦略研究所准教授、パフォーマー、大阪大学工学研究科建築学科非常勤講師、大阪市立大学都市研究プラザ特任研究員、船場アートカフェディレクターでいらっしゃり、クリエイティブシェアネットワークを主宰なさっています。風景(ランドスケープ)をテーマに建築やオープンスペースなどの空間デザインや現象のデザインを行う一方で、風景を見つめる「まなざし」をデザインする観点から、コミュニケーションを生み出すプロダクトのデザインや、病院などのパブリックス ペースでインスタレーションなども行っています。また「風景になる」という観点から、映画や演劇などにおいて俳優もつとめながら、街中で非日常風景を 探る状況的パフォーマンスも展開しています。その領域横断的な表現活動の拠点として08年から緑橋(大阪東成区)にある古い活版印刷工場をセルフリノベーションし続ける自身のアトリエ “♭”を構え、そこを中心にアートやデザインや映画など領域を超えた様々な表現者の交流と創造の拠点のプロデュースも行っています。大阪赤十字病院での大規模インスタレーション「霧はれて光きたる春」で、DSA「空間デザイン大賞 2012/日本経済新聞社賞」を受賞なさいました。今回は、そのようなご活動を踏まえて、「創造性共有社会に向けたまなざしのデザイン」についてお話を伺いました。
 
・特許戦略工学分科会(オーガナイザー:赤間淳一・片岡敏光・安彦元・久野敦司):講義室 F
   テーマ:「特許は読むより、視る!」-PAT-ReSergeを活用した特許分析事例-
   講師:武内 靖彦 様((株) アモティ 営業本部 マネージャー)
 特許情報には、発明創生のヒントや課題をクリアするアイディアが眠っています。しかし、膨大な特許情報を調査するためには、専門の知識が必要であり、検索結果を読んでいくのは時間のかかる作業です。今回は、統計分析やテキストマイニングを駆使して、特許情報を可視化することで膨大な特許情報を効率よく、読み解いていく方法を、事例をベースにして紹介していただきました。
 
・知識流動システム(KMS)分科会(オーガナイザー:藤井優子・長谷川実里・西村由希子):講義室 I
 今回のKMSは12月開催の発明発見教室に向けての第1回目の打ち合わせを行いました。今回はどのようなコンテンツで行くのか、一から決めていく事になりました。