第130回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第130回知的財産マネジメント研究会(Smips) 開催概要
日時:2011年12月10日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料

★15:00-16:30 全体セッション 講義室 L
   テーマ:産業アーキテクチャの変化とベンチャー起業支援
   講師:安藤晴彦 様(内閣官房知財戦略推進事務局 参事官、電気通信大学特任教授)
      (2020分科会による企画です)
(内容)
・ハイテク国際競争のキーワード:モジュール化と技術オプション
・イノベーション手法の変化:モジュール化とベンチャー経済
・モジュール化とクリーンテックとベンチャー
・R&Dのモジュール化:サイエンスとのつながり
・製品・部品のモジュール化:コストダウンの最強兵器
・組織のモジュール化:ベンチャーで革新的挑戦
 
★17:00-18:30 セッション2 
○ 産学連携分科会(オーガナイザー:長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃):講義室 L
   テーマ:基礎研究成果を事業化することの魅力と難しさ・・・産総研と早大でのベンチャー起業へのチャレンジ
   講師:渡辺純一様((株)早稲田総研イニシアティブ)
 渡辺様は伊藤忠技術コンサルタント(株)で社会人としてのキャリアをスタートされました。その後、受託研究会社((株)関西新技術研究所)で先端技術の事業化を経て、(独)産業技術総合研究所の研究成果をもとにベンチャー起業する仕事に携わり、また産総研発のベンチャー企業の代表取締役を務められた経験をお持ちです。そして今は、早稲田大学の研究活動を支援し、そのポテンシャルをマーケティングして国内外企業との共同研究プロジェクトの創出をプロデュースされています。今回の講演では、上記講演テーマ、ならびに、ご自身の経験を振り返って渡辺様がお考えになる“ポートフォリオ・キャリア人生”についてもお話しいただきました。
 
○ 知財キャリア分科会(オーガナイザー:上條由紀子・楠浦崇央):講義室 K
   ゲスト:横内謙二 様(はるか国際特許事務所 弁理士)
 横内様は現在はるか国際特許事務所にて弁理士として活動される傍ら、ベンチャー支援団体や、資格予備校でも指導、支援活動をしておられます。また、カリフォルニア大学(UC)の同窓生に知財関係者が複数いることから、「UC知財の会」を設立され、UC出身の知財関係者を中心に情報交換をするなどの活動をされています。知財は勿論、海外留学、グローバルキャリア、人材育成、ベンチャー支援等について、幅広くお話しいただきました。
内容:大学院留学について、留学経験のある弁理士の業務について、事務所外での弁理士としての活動(ベンチャー支援団体TEP(TXアントレプレナーパートナーズ)での活動、TAC(資格予備校)での活動、弁理士クラブでの活動)、質疑応答
 
○ 特許戦略工学分科会(オーガナイザー:赤間淳一・片岡敏光・安彦元・久野敦司):講義室 F
   テーマ:ソフトウエア製品の開発戦略 ~音楽製品の事例に於いて~
    コンピュータで歌声を合成するソフトウエア「VOCALOID」が成功した要因の研究
   発表およびセッション座長:綾木健一郎 様(弁理士、特許戦略工学分科会オーガナイザー)
   内容:VOCALOID製品の概略 VOCALOIDの技術紹介 VOCALOIDの技術開発経緯 VOCALOIDコミュニティの形成
コンピュータで歌声を合成するソフトウエア「VOCALOID」が成功した要因について、調査の結果が発表された。他のソフトウェア製品の技術開発/知財戦略にも応用できると思われます。