第128回知的財産マネジメント研究会(Smips) 開催概要
日時:2011年10月8日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料
★13:00-14:30 セッション1
○ 2020分科会(オーガナイザー:山本貴史) :講義室K
国境と国際化について議論した。
★15:00-16:30 全体セッション 講義室 L
テーマ:「米国特許法改正後の仮出願、タイムスタンプを活用した新しい出願戦略」
講師:粕川敏夫 様(メキキ・クリエイツ株式会社 常務取締役、弁理士)
米国は、今回の特許法改正で、米国特許制度発足以来の発明主義と訣別し、先願主義へ移行するという大改革を行った。このほか、先使用権の拡大など重要な法改正があった。米国一国のみならず全世界に影響を与え、今後の特許戦略は大きく変容するであろう。この大改革にタイミングを合わせ、電子ラボノートの活用など、米国特許法改革への対策も含む新出願戦略を提案してこられた粕川講師をお招きし、ホットなお話をお話していただいた。
★17:00-18:30 セッション2
○ 特許戦略工学分科会(オーガナイザー:赤間淳一・片岡敏光・安彦元・久野敦司):講義室 K
テーマ:発明創出活動をプロジェクトマネジメントしよう!
講師:泉通博様(創光国際特許事務所 所長弁理士)
他社に先駆けて発明を創出するために、研究開発者のグループで発明創出活動を実施する企業が増えています。しかし、発明創出活動をしたからといって、よい発明が生まれるとは限りません。そこには、研究開発者の潜在心理にも起因する、さまざまな問題が潜んでいます。そこで、本分科会セッションでは、泉講師から、企業や特許事務所におけるご経験を踏まえて、発明創出活動に潜む問題点を抽出し解決策をご提案いただいた。
○ 知財キャリア分科会(オーガナイザー:上條由紀子・楠浦崇央): 講義室K
テーマ:「アントレプレナーシップ ~新しい価値創造のキーワード~」
ゲスト:高田 仁 様(九州大学大学院経済学研究院 准教授(ビジネス・スクール)、九州大学ロバート・ファン・アントレプレナーシップ・センター 准教授)
このところ社会全体に閉塞感が漂っていますが、日頃の発想やものの見方を変え、機会を積極的に見出して価値創造に挑戦するアントレプレナーシップこそ、今最も求められている素養です。今回は、アントレプレナーシップの基本概念を理解するとともに、ビジネス・アイデア・ゲームでアイデアを整理してエレベーター・ピッチで発信することを参加者に体感していただいた。閉塞感を打破するようなユニークでパワフルなビジネスアイデアが多数提示された。