この度、KMSは岡山大学とともに、 経済産業省の「STEAMライブラリー」 に掲載されるコンテンツを開発します。
テーマは 「新型コロナウイルス対策に関する『問い』 の探究」 です。
今回、公募により、 24テーマが 「STEAMライブラリー」 に採択されました。その1つとして、 KMSと岡山大学は、新型コロナに関する「問い」の連鎖の中で、ウイルス自体の科学的探究から、メディア・科学リテラシーの探究(正しい情報の見分け方、科学的な確からしさの考え方)、それを踏まえた社会生活の考え方までを幅広くカバーするコンテンツの開発を目指します。 本開発期間は、2021年2月末日までです。
なお、コンテンツ開発は、 学術教育動画の共有サービスを提供する JoVE(Journal of Visualized Experiments)とも連携して行います
JoVE Core HP https://www.jove.com/education/core
「STEAMライブラリー」構築事業の詳細については、経済産業省のプレスリリースサイトをご覧ください。
[コンテンツ詳細図 (予定)] 新型コロナに関する「問い」の連鎖を通じた学際的授業展開
※こちらをクリックすると大きな画像が表示されます。
【 「STEAMライブラリー」事業について( 経済産業省によるプレスリリースより抜粋)】
現代の世界共通の教育キーワードの一つが「STEAM(Science(科学),Technology(技術),Engineering(工学), Arts(人文社会・芸術・デザイン等) and Mathematics(数学))です。この言葉は、工業化社会での均質な労働力輩出に適合した「教科タテ割りの、詰め込み勉強」から、 人がAIと第四次産業革命の世紀に価値を生み出す力を養う「学際研究的で、創造的な学び」へとシフトさせていく考え方です。
こうした世界的潮流の中、文部科学省の学習指導要領に基づき、高校では2022年度から「総合探究」「理数探究」「公共」などの教科がスタートします(小中学校についても探究的な学びの強化が謳われています)。
経済産業省ではこれに合わせ、授業にも個人探究に使えるデジタル教材集を国内外の教育産業と学校・研究機関・産業界との協力によって開発し、「STEAMライブラリー」を試験構築します。
来年3月より、高校生も中学生も小学生も教師も保護者も、どなたもこのデジタル・ライブラリーにアクセスし、授業や家庭学習場面で供用いただけます。
掲載されるコンテンツ群は、「未来社会の創り手」になる子ども達が挑戦すべきSDGsの17テーマを意識して整理し、従来の科目の枠組みに捕らわれない統合的・学際的な社会課題や、生徒達にも身近な生活課題のテーマを揃えます。
このライブラリーの活用によって生徒や教師の中に「ワクワク」が生まれ、探究の入り口、イノベーターへの道が開くか、この点の実証を、教育現場や文部科学省、学界・産業界からも御意見をいただきながら進め、随時改良していく予定です。
※経済産業省は、未来を見通しにくい時代を生きる子ども達一人一人が、未来を創る当事者(チェンジメイカー)に育つための学習環境を構築するために、2019年6月に「未来の教室」とEdTech研究会の第2次提言として、 「未来の教室」ビジョンを、 2020年8月 に「未来の教室」とEdTech研究会 STEAM検討ワーキンググループ 中間報告を公表しています。こちらもご参照ください。