2018年3月26日(月)午後2時から、港区の広尾学園中学校・高等学校にて開催された「Learn for Life 2018(第1回東京国際教育祭)」にて、ワークショップ「発明・発見教室 ― 電気のON・OFFに働きかける半導体のしくみ」を実施しました。

小学生を中心に5組が参加し、絵本の読み聞かせから発明・発見の大切さを伝えた上で、半導体の電気を通したり通さなかったりする性質、電気のON・OFFのスイッチの役割を果たすという性質が大きな発明であることを説明。携帯電話の中にある半導体そのものや、半導体の中で最も使われているシリコン(ケイ素:silicon、元素記号はSi)を結晶化した「シリコンウェーハ」も実際に見てもらいました。その上で、砂糖・精製水・サラダ油で自作した電気を通さない状態の小麦粘土に、電気を流すように変化させる添加元素(今回の実験ではレモン水と塩)を混ぜ合わせることで、電子オルゴールが音を出すかどうかを観察。半導体の電気をON・OFFする仕組みを体験しました。

※謝辞:今回利用した「シリコンウェーハ」は、東京工業大学の山崎 詩郎先生からお借りしました。