Smips Workshop2007(第7回知的財産・産学連携ワークショップ)
「選択する 〜どんなデシジョンメイキングをするか?〜」
(第84回 知的財産マネジメント研究会)
日時 2007年9月29日(土)10:30−18:00(終了後、懇親会)
場所 政策研究大学院大学(東京都港区六本木7−22−1)
http://www.grips.ac.jp/frame/fr_map.html
主催 知的財産マネジメント研究会(Smips)
知的財産マネジメント、産学連携、ならびに日常の様々な場面で、我々はいくつかの選択肢の中から一つを選ぶという意思決定をたえず繰り返しています。誰しも「あのとき、別の選択をしていたら」と想像することが時にはあるでしょう。今回のワークショップは、この「選択する」が統一テーマです。企画の一つとして、判決という形でデシジョンメイキングがなされるまでのプロセスをお楽しみいただく「模擬裁判」もございます。様々な選択の手法に触れて業務に活かしたい方も、人生の岐路に立ったときに首尾よく最適な選択をなさりたい方も、皆様ぜひご参加ください。
プログラム
★10:30-12:00 プレセッション 「知財係争に必要な法律とは」
★13:00−13:30 イントロダクション
開会の挨拶
この一年の動き
本WSの各セッションの趣旨説明
★13:45−15:15 セッション1
★15:30−17:00 セッション2
★17:10−18:00 まとめ
各セッションの総括
まとめ
閉会の挨拶
★18:15−20:00 懇親会(1階食堂スペース)
参加費 社会人2000円、学生1000円
<各セッションの説明>
10:30−12:00 プレセッション(セッション1A・2A「模擬裁判」参加者向) 5階講義室K
★担当:若尾正示、奥田郁美、平田尚己(Smips事務局)
プレセッションでは、午後に行われる「模擬裁判」を皆様により分かりやすくご覧いただくために、
・裁判の形式とルール
・模擬裁判での法律上の争点
といった模擬裁判の予備知識について事務局員が説明いたします。
「模擬裁判」で取り扱われる訴訟の内容を理解するうえで何がわかりにくいかを、法律の専門家でない事務局員が考えたうえでご説明いたします。
法律的知識のない方にわかりやすい内容となっていますので、是非お気軽にご参加ください。
13:00−13:30 イントロダクション 5階講義室L
★担当:西村由希子
イントロダクション「一年の知財を振り返る」は、毎年行っている企画です。
知財の分野で何が起こっているの?どんなことがあったの?など、短時間で効率的に情報を得たい方は、ぜひおこしください。
その後、イントロダクションでは、例年とは若干趣向を変えまして、各セッションの紹介をいたします。どのセッションにでればいいか、イメージがわかない、という方は、ぜひこのコーナーの情報を元に選択してください。
セッション1A・2A 模擬裁判(13:45−17:00) 1階想海楼ホール セッション1、2を通して開催
★モデレーター:浅見隆之、足立昌聡(Smips LAP分科会)
今回の模擬裁判は、知財訴訟の典型例である、知的財産権侵害の差し止めと損害賠償請求を取り扱います。
原告・被告に分かれたLAP分科会のメンバーが、それぞれの主張立証を行い、参加者の方々には、裁判官が判決を下すのまでのプロセスをご覧頂きます。
ところどころで参加者の方のご質問やご意見を伺う機会も設けます。
前提となる知識は特に必要ありませんので、是非ご参加ください。
セッション1B 意思決定のツール(13:45−15:15) 5階講義室F
★モデレーター:隅蔵康一
様々な意思決定の方法についてのレクチャーをしていただきます。
各方面から、次のような皆様にご登場いただきます。
山本伸様(NPO法人サイコムジャパン サイコムキャリア担当)
「イメージマッピングを活用した意思決定の方法論」
澤田信明様(JPモルガン信託銀行 運用本部 投資調査部 マネジングディレクター)
「アナリストの意思決定ツール」
西村竜平様(京都北山特許事務所 所長・弁理士)
「階層型意思決定法 (Analytical Hierarchical Process, AHP)と、特許性判断への応用」
セッション1C 技術の出口の選択(13:45−15:15) 5階講義室D
★モデレーター:若林拓朗
■演者 : 山本貴史様(東京大学TLO社長)
進藤勝昭様(明電舎 新規事業推進部)
若林拓朗様(ASTEC社長)
今回は、様々な技術や、技術の出どころ(大学や民間企業など)に応じて、どのような出口戦略が適切かというテーマで、フリーにディスカッションしていきます。
具体的には、大学で発明された基本技術の応用展開、企業ニーズを集約するコンサルティング会社の主導による新規事業戦略、大企業と大学の共同研究で生まれた技術の応用展開、などの事例を考えています。
ということで、密度の濃いディスカッションができればと思います。
みなさまのご参加をお待ちしております。
セッション1D 採用担当者からみた選択(13:45−15:15) 5階講義室K
★モデレーター:長谷川和宏(株式会社リバネス)
ゲ ス ト:藤田 朋宏様(株式会社ネオ・モルガン研究所 代表取締役)
本企画では、「採用者は面接相手のどこを見て『選択』しているのか」をテーマに、株式会社ネオ・モルガン研究所の藤田社長をお招きし、会社組織の中でもっとも重要な「人材」について、採用時のポイント、さらには根源にある組織づくりについて、ざっくばらんに、普段語られることのない本音の部分をお話してもらいます。
その上で、参加者の皆様には「採用する側」と「採用される側」に分かれ、実際に人材採用の場面で行われるようなグループワークを行っていただくことで、「採用する側の視点」についてのご理解を深めていただこうと考えております。
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■ セッションのポイント
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人材採用は、経営者の視点なくしては語れません。
現場を知らない人事担当者には、現場で求められる人材の本質は分かりません。
会社が5年後、10年後にどこを目指すのか、そのタイミングで必要な人材にはどんなものが求められるのか。そこまで先が見えなければ本当の意味での、求める人材像を明確化することはできないのです。
最近では、組織としての特性を無視した、より良い人材・より良い採用、より良い人事という話が巷に氾濫しすぎています。
採用こそが組織作りの根幹であり、一般論ではない、その企業独自の『選択基準』を考える必要があるのです。
だからこそ今回は、「人事担当者が語る採用基準」ではなく、「経営者の視点での採用基準」についての話にしたいと思います。
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これから就職をする学生の方や将来起業をお考えの方、人材育成、組織、経営などにご関心をお持ちの方など、ぜひご参加ください。
・株式会社ネオ・モルガン研究所
http://www.neo-morgan.com/
セッション2B あなたの選択を語る(15:30−17:00) 5階講義室F
★モデレーター:隅蔵康一
このセッションでは、参加者全員がスピーカーです。「自分は過去のこういう局面で、こういう選択をした。それ以外にこんな選択肢があった。こういう理由で1つを選んだ。」というフォーマットで、皆様自身のご経験について語り合いましょう。トピックは知的財産や産学連携に限定しません。
セッション2C 地域で活躍するという選択(15:30−17:00) 5階講義室F
★モデレーター:西村由希子
近年、地域振興に関する数多くの取り組みが実施されておりますが、こと知財(マネジメント)に関しては、さまざまなリソースが東京一極集中となっております。その中で、地域振興・知財マネジメント・地域ブランドといった観点で活躍されている方々をお招きし、その現状、課題、そしてわれわれがすべき事項に関してパネルディスカッションを実施します。
パネリストは、
宮原耕史様(九大知財本部(佐賀県庁から出向))
鹿野様(東大CCR(愛知県庁))
平田徳宏様(九州大学)
です。
地域という選択をされたお三方の活躍ぶり、また、そのジレンマ等について、いろいろなボールをぽんぽんとぶつけたいと考えています。
★懇親会(18:30−20:00) 1階食堂
皆様のご参加をお待ちしております。
なお、「科学技術と社会」の中の特定のエリアについてテーマを設定して活動している団体の方々は、当該団体の趣旨説明(原則としてA3用紙1枚)をお持ちになり、ぜひ懇親会にご参集ください。各団体におかれましては、この懇親会を、新規参加者の発掘、団体間の交流・共同企画の立案などの場としてご活用いただければ幸いです。それ以外の方々におかれましては、ご自身の問題意識やフィーリングに合致した団体を見つける場としてご活用ください。もちろん、普通の懇親会としても楽しんでいただけますので、お気軽にご参加ください。